こほんこほんと乾いた咳を2,3つきながら阪急電車を梅田に降り、腹痛を処理するためにトイレによってから御堂筋線に乗り換える。
リュックサックを背負ったまま電車の中に突っ立っていたら、後ろをすり抜ける人にぶつかってはっとし、慌てておろして前に抱える。
地下鉄を降りて外に出ると、風の冷たさとコートとマフラーの暖かさに意識を取られ、心配事や気分が少しの間スッキリする。
こういう冬の日の昼間の明るさが、空の青さについては一番だなといつも同じことばかり気づき直しながら、またあくせくと仕事に精を出し、あー山かキャンプいつ行けるかな、車いつ買い替えちゃおっかな、と、これも毎日脳内で検証をし続けている。